Package20™ は初心者でも本当に簡単なAIサービスなのか!? いざ実践!
前回 のPR Blogでは、「Package20™」の誕生秘話や開発時注力したことなど、サービス提供できるまでの過程を様々なエピソードとともに伺ってきました。
今回は、Package20™ が本当に誰でも簡単に活用できるサービスなのか、PR担当の私Tech Lady が、20個のアルゴリズムのうち、新たにパトランプ対応した “禁止エリア侵入検知アラート“を使って試してみたいと思います。
■禁止エリア侵入検知アラート
禁止エリアに侵入した人物をカメラが検知し、アラートするAIアルゴリズムです。これまでは、設定者へのクラウド経由、またはメールによる通知のみでしたが、新たな通知機能として、パトランプをAIカメラに繋ぐことで、音とライトで直接警告出来るようになります。
① S+ Camera が起動しているかを確認
今回は Package20™ が S+ Cameraにインストールされたところからスタートしています。
準備段階のアルゴリズムの入手やインストールの仕方はこちら をご参照ください。
まず始めに、用意したS+ CameraとパトランプをUSB端子で繋ぎ、電源を入れ、起動しているかどうかを確認します。
次に、アルゴリズムの設定やデータなどを管理している「SORACOM Mosaic コンソール※1」を開き、使用中のS+ Camera (今回は Tech Lady Camera を使用)を選択します。きちんと起動しているとコンソール上の「STATUS」部分が「ONLINE」と点灯します。私も無事確認!
②S+ Cameraの撮影範囲を確認
S+ Camera の起動が確認できた後は、カメラの撮影範囲を確認します。 S+ Camera が撮影している情報はコンソール上にプレビュー画像として表示されます。
こんな感じに写ります↓↓
③禁止エリアを設定
撮影範囲が確認できたら、いよいよ、その範囲内に禁止エリアを設定します。
一般的には SORACOM Mosaic コンソール上に数値(パラメータ)を入力し設定していくのですが、非エンジニアの私には、どこにどのように設定していけば良いのか少々ハードルを感じます。。。 そんなAI初心者の方向けに、より直感的に設定いただく方法として、Package20™ Online※2 を活用する方法を当社ではオススメしています。
Package20™ Online のサイトを開き、コンソール上のプレビュー画像をダウンロードした後、Package20 Onlineへアップロードします。
すると、画面上にいろいろパラメータを設定できる項目が表示されるので、その内の禁止エリアの範囲設定を選択し、好みの範囲を決定します。棒線(グラフメーター)を左右に動かすだけで調整出来るのはありがたいですよね。ちなみに、メール通知設定などもこのページで設定できます。
禁止エリアの範囲がきまったら、出力ボタンを押します。すると、適切なパラメータ値が表示され、その数値をコピーします。
再度 SORACOM Mosaic コンソール に戻り、「ALGORITHM」ページを開きます。その中から、「SORACOM_ENV_FREE_PARAM」の入力フォームに先程コピーした数値をペーストし、左下にある「Apply」ボタンを押せば、禁止区域の設定は完了です!難しい数字やワードの入力なども無く、初心者の私でも無理なく操作できましたよ。
④AIで禁止エリアへの侵入を検知
設定は完了したので、後はカメラが侵入者を感知するのを待つのみです。そうこうしていると、お菓子に手を伸ばそうとしている怪しい影が、、、
S+ Camera が禁止エリアで人を検知した瞬間、アラート音とともにパトランプが赤色に光り、クラウド(SORACOM Harvest Files※3)にも侵入検知時の写真が送られてきました。おぉ、こんな風に送られてくるんですね。データ送付までの時間も早いですね!
こんな感じでプログラミング経験0(ゼロ)な私でも簡単にPackage20™ を扱うことができました。実践してみるとAIに対する意識も、より身近に感じられますね。
AIソリューションの活用経験の無い方は、是非一度お試しください!
※ 1:SORACOM Mosaicコンソール は、ソラコムが提供する通信するエッジデバイスを統合管理するための運用管理基盤サービスです。
※ 2:Package20™ Online は、Webブラウザ上でAIをお試しいただけるアプリケーションです。AIアルゴリズムご購入前のテスト利用などに適しています。
※ 3:SORACOM Harvest Files は、ソラコムが提供するIoT デバイスからのデータやファイルを収集・蓄積するサービスです。